バラの種類は2万種以上!?

数ある植物の中で、もっとも人気があるバラ。
その華やかな見た目と、気品あふれる香りが世の女性を魅了します。
現在ではバラは世界各地で栽培をされていますが、もともとはヒマラヤ山脈のふもとで発見されたことが始まりと言われています。
バラの歴史はとても古く、一説によると約7000万年以上も前から地球に存在していて、古代オリエント時代には既に人の手により栽培がされていました。
そしてローマ時代にはバラは既に高貴な花として人々に愛され、当時の皇族などが愛好していたと言われています。
代表的なストーリーとしては、クレオパトラはバラを愛するあまり、床に敷き詰め眠りについたり、バスタブにバラを入れて入浴していたりした、と語られています。
近年ではバラの香りがヒトの体にさまざまな影響をもたらすとして話題になっています。
バラの香りを嗅ぐことで脳を刺激して、女性ホルモンが増えるという研究結果もあり、化粧品や入浴剤などいろいろなものに使用されています。

バラの種類はとても多く、世界中のバラを集めると2万種類以上あると言われています。
バラは系統により区分することができ、大きく分けるとワイルドローズにオールドローズ、モダンローズ、そしてイングリッシュローズの4つの系統に分類されます。
ワイルドローズは人の手を加えられず、自然の交配のまま咲いていている野生種です。日本にも10種程度の原種があります。
オールドローズは1867年に栽培が始まり、現代のモダンローズが栽培される前からある、古典的なバラとして知られます。モダンローズの最大の特徴は優雅な花の形と芳醇な香りです。
オールドローズのあとに誕生したのがモダンローズになります。
モダンローズはもっともポピュラーなバラとして知られ、花屋さんやバラ園などで見かけるほとんどがモダンローズです。
モダンローズは西洋と東洋のバラを掛け合わせて作られているのが特徴で、個性的な品種が多く出ています。
イングリッシュローズはオールドローズとモダンローズの特徴を兼ねそろえた近代的なバラとなります。
オールドローズのクラシカルな花の形と、モダンローズの多彩な色を持ち合わせています。

このようにさまざまな系統からなるバラですが、品種で見た場合、もっとも人気があるバラがダマスクです。
バラの女王とも言われるダマスクローズはオールドローズの系統になり、古くから愛され続けて今日に至ります。
さきほどのクレオパトラが愛したバラもダマスクローズです。
その愛され続ける秘密は香りにあり、ほかのバラよりも芳醇で気品高い香りを放ちます。
ダマスクローズは世界各地で栽培されており、特にブルガリア産は香りが良いと言われています。
また香りだけではなく見た目も大変に美しく、モダンローズの品種にはない華やかな花の形をしています。
ダマスクローズは春に花を咲かせますが、その期間はわずか20日間程度と非常に短く、その短い期間で美しい姿と高貴な香りを精一杯放つのです。
最近ではダマスクローズの香りを取り入れたフレグランスや入浴剤なども多く発売され、身近に香りを楽しめるようになっています。

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